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2013年4月7日日曜日

TPPに参加すると、脱退が難しい理由

 高校の先輩が地域で、TPPについての講義をしたとFacebookで言っていました。なんとレジュメの他に資料集35頁を作成したとのこと。それを送って貰いましたので今後、紹介していきたいと思います。

 今まで、TPPに加盟すると何故、不都合があったとき、脱退出来ないのだろうか、と疑問に思っていました。この資料を読んで疑問は氷解しました。言われてみれば簡単な事です。
 それは、例のISDS(Investor State Dispute Settlement)条項です。Invester,すなわち投資家と、State,すなわち国家との間での紛争を解決するための条項です。今回はこの仕組みについて多くは触れません。しかし今までの裁定の事例では、殆どが投資家への損害賠償を、国が命じられる結果になっています。
 TPP脱退が難しいのは、脱退そのものが、投資家や企業に不利を及ぼしたとみなされ、訴訟が相次ぐ可能性が大なのです。

 ですから、日本の市場が丸裸にされるのを防ごうと思ったら、TPP参加は断じて阻止しなければならないでしょう。

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