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2014年1月21日火曜日

細川護煕さんって、どんな人

脱原発が東京都知事選挙の重要な争点ではあるが・・・それだけで良いの?

 医療法人徳洲会グループからの5,000万円受け取りの疑惑から、知事を辞職した猪瀬直樹氏に変わる東京都知事選挙が、1月23日告示、2月9日投票で行われます。
 この選挙に立候補を表明した一人に前首相の細川護煕氏(76歳)がいます。細川氏は1993年8月9日から1994年4月28日までのたった8ケ月間の短命内閣の首相でした。
 この短い間に細川内閣は、政治改革と称して公職選挙法の改悪(小選挙区制の導入)、政党助成金の導入を決めたのでした。そして猪瀬氏と同じく、佐川急便グループからの1億円の借り入れ疑惑に何ら答えられないまま辞職したのでした。

 その細川氏が前首相の小泉さんとの話し合いの末「脱原発のシングル・イシュー(たった一つの政治課題)」で知事選挙に立候補するというのです。確かに福島第一発電所事故の収束・廃炉を頂点として、日本のエネルギー政策を根本的に改めることは喫緊の課題です。しかし、細川氏サイドは、例えば柏崎刈羽原発の再稼動には慎重に検討したいなどと、およそ「脱原発」に徹しているとは言えない発言もしています。

 対して、同じく立候補を表明している弁護士の宇都宮健二さんの政策は1月18日の本ブログで記載したとおりですが、脱原発を進めるためにも、現安倍政権の暴走を止めることも政策に入れています。特に昨年末、強行採決で「採択」された「秘密保護法」は国民の知る権利を犯し、脱原発の運動を推進する上でも障害になることは明らかですし、脱原発のシングル・イシューでは実現不可能なことは明らかではないでしょうか?

 東京都知事選挙を「人気投票」にしてはなりません。前首相の方が知名度があり「脱原発」を掲げているからと言って騙されてはなりません。
 再度、宇都宮健二さんの基本政策を掲げます。
1. 世界一働きやすく、くらしやすい希望のまち、東京をつくります。
2.環境重視、防災・減災重視のまち、東京をつくります。
3.原発再稼動・原発輸出を認めず、原発のない社会と経済を東京からめざします。
4.教育現場への押し付けをなくし、いじめのない、子どもたちが生き生きと学べる学校をつくります。
5.安倍政権の暴走をストップし、憲法を守り、東京からアジアに平和を発信します。

 皆さん、細川さんは本当に知名度があるのでしょうか? もしご存知であるならば、20年前の1億円借り入れ疑惑や、現在の政治家の倫理観の欠如を作り出したのが、先に述べた「政治改革」にあることを是非知って欲しいのです。

 明日は、その細川さんを「脱原発」だからと支持に動いた方々のいい加減さをお知らせしたいと思います。

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